2026.11.03. 06:47

江陵科学産業振興院、「XRスタジオ構築を正当に推進」

先の報道に「一方的な主張のみ反映」…訂正報道を要求
提案書評価当時の提案製品情報は現在まで非公開

江陵科学産業振興院
/江陵科学産業振興院

2024.07.03. 公正経済 — 江陵科学産業振興院(理事長・金洪奎(キム・ホンギュ)江陵市長、院長・キム・ナムス)は、公正経済が2024年6月24日に報じた「江陵科学産業振興院、規格未達製品の提案疑惑にも契約まで突入」という記事について、「一方的な主張だけが反映されて書かれたものだ」とし、「振興院が進めた評価委員会などの選定手続きに対する疑惑提起により法人の名誉が傷つけられた」との立場を最近伝えてきた。

振興院が問題視したのは、振興院が昨年10月に公告し推進した「メタバースハブXR VP(バーチャルプロダクション)スタジオ構築及び高度化用役(調達庁ナラジャンター入札公告番号20231000236)」事業で不公平疑惑が提起されたという報道内容だ。

振興院は続けて、報道内容について「事実確認が根拠となっていない記事」とし、訂正報道を要求した。

また、訂正報道などが行われない場合については、「言論仲裁委員会の記事調整申請」や「法的措置」などに言及した。

「関連資料」の公開を一切拒否

振興院は公正経済の報道内容のうち、「関連資料の公開を一切拒否した」という表現が誤っていると主張した。「請願人が要求した1次情報公開(公開)、2次情報公開(部分公開)によって公開可能な資料はすべて公開した」というものだ。また、「公正経済が要請した検収時の意見、納品目録資料が提供された」と述べた。

しかし、公正経済が記事で言及した公開を要求した関連資料は、「提案書評価時に提出された提案書に含まれた提案製品」の情報だ。

公正経済が先に報じた内容は、振興院が当該事業で提案書評価時にどのような製品が提案されたのか情報を公開してほしいという公正経済の要請に対し、「公共機関の情報公開に関する法律第9条第1項第7号により提案社が非公開を要請した」という理由を挙げて拒否したというものだ。

特に、「入札参加業者の経営上、営業上の秘密保護のため、製品をいくらで納品するかが分かる提案価格を非公開にし、提案製品のモデルを教えてほしい」という要請にも、振興院はこれを拒否した。

提案書評価の判別力不足

振興院は、規格未達製品を提案したという疑惑を受けている業者が「提案書評価段階で高い評価点を受け、事業まで受注した」という公正経済の報道内容に問題があると指摘した。

振興院は「提案した企業間で正当な評価手続きを経ており、価格評価で点数が逆転し、民願人が最終的に優先交渉対象になれなかった」と述べた。

しかし、当該事業の提案書評価に参加した2社の技術評価点数は80.7667点と80.7点で、点数差は0.0667点に過ぎない。

このような事実について、放送機器専門家らは「他の公共事業でこのような水準の規格未達製品の提案が行われれば、当該製品を提案した企業に著しく低い点数を与える『落第処理』をしたり、そもそも提案書評価をやり直す場合もある」との意見を出したと、公正経済は報じた。

Unreal Engine非対応の「メディアサーバー」提案

公正経済は、複数の情報提供者が、特定の企業が提案書評価当時に提案した製品について「Unreal Engineに対応できない製品だという話が業界で出ている状況だ」と述べたという内容を報道した。

これに対し振興院は「Unreal EngineのほかにUnity、Notch、Blenderなどより多くのソースをサポートし、規格以上の製品を提案(メディアサーバー1台追加)した」と主張した。

MXFレコーディング非対応の「レコーダー&プレイヤー」提案

公正経済は、匿名を要求した映像機器インフラ設計専門家が当該事業で特定業者が提案したレコーダー&プレイヤー製品について「MXF拡張子などへのレコーディング機能がない。そんな製品をレコーダーとして提案したなら、提案書評価当時に落第点を受けるべきだった」との意見を出したという内容で報じた。

これに対し振興院は、特定企業が提案した製品について「MXF拡張子およびMPG、TS、MP4、MOV拡張子のレコーディング機能が確認されたので、記事の内容とは異なる」と反論した。

しかし、振興院は提案書評価当時にどのような製品が提案されたのかに関する情報を現在まで公開していない状態だ。

LEDウォール製品 4in1 SMD規格充足・KC認証

公正経済は、情報提供者らが当該事業の提案要請書(RFP)の要求規格で4in1 SMD LEDが提示されたが、特定業者が3in1 SMD LEDタイプの製品を提案したと疑惑を提起し、当該製品は提案書評価当時にKC認証を受けていない製品だったという説明も出したと先に報じた。

これに対し振興院は「屋内XRスタジオはSMD 3in1が適切だと判断した」とし、「KC認証を受けた製品で最終構築を完了した」と反論した。

ただし、3in1が適切だという判断を誰がいつ下したのか、提案書評価当時に未認証製品が提案されたのかなどについては回答しなかった。

評価委員のうち複数はXR専門家ではない

公正経済は、複数のXR構築公共事業で提案書評価委員として参加した専門家が通話で「当該事業の提案書評価委員会を構成した評価委員のうち複数はXR専門家ではないと知っている」という内容を報じた。

これに対し振興院は「計8人を公募し、情報通信技術分野が5人、ソフトウェア(XR)分野が2人、放送通信分野が1人などだった。評価の公正性のため公募および提案社の抽選を通じて選定された今回の事業の構築に適した分野別専門家だ」と反論した。

「規格充足の確認が必要」評価委員の意見を黙殺

公正経済は、評価委員らの提案書評価資料を入手して確認した結果、ある評価委員が特定企業に対する評価を進める際に「既存システム(メディアサーバー)との連動検証が必要だ」という評価意見を振興院に提示したと報じた。

これに対し振興院は「評価結果、規格充足の意見提示はなく、ただし『メディアサーバー連動検証が必要』という意見があり、これは提案社が評価委員会当時に提案社が説明し、今後の検収手続きでも確認した」と答えた。

しかし、評価委員が提案書技術評価時に提案社の説明に納得したなら、なぜ評価後に提出する評価結果書にメディアサーバー連動検証が必要だという意見を提示したのかについて、振興院は別の立場を示さなかった。

 

以下は振興院が送ってきた訂正報道要求の内容

<要請事項>

○ 江陵科学産業振興院の現場訪問による事実確認(訪問可能日付を提案)
– 現在は一方的な情報提供者の主張であり、現場取材を通じて疑惑に対する検証

○ 事実確認が根拠となっていない記事に対する訂正報道
– 振興院が進めた評価委員会などの選定手続きに対する疑惑提起による法人の名誉失墜

<要請事項未回答の場合(2024.7.8.まで)>

○ 言論仲裁委員会の記事調整申請(訂正報道、反論報道など)

○ 法的措置(弁護士相談を進行、民事・刑事上の法的手続き)

<主な訂正要請内容>

○関連資料の公開を一切拒否した。
⇒ 請願人が要求した1次情報公開(公開)、2次情報公開(部分公開)によって公開可能な資料はすべて公開いたしました。
⇒ 記者様が要請された検収時の意見、納品目録資料が提供されました。

○提案書評価段階で高い評価点数を受け、事業まで受注した
⇒ 提案した企業間で正当な評価手続きを経ており、価格評価で点数が逆転し、請願人は最終的に優先順位の交渉対象にはなりませんでした。

○Unreal Engineに対応できないメディアサーバーを提案したか否か
⇒ Unreal Engine以外にUnity、Notch、Blenderなどより多くのソースに対応し、規格以上の製品を提案(メディアサーバー1台追加)

○評価委員のうち複数人はXR専門家ではない
⇒ (合計8人を公開募集)情報通信技術分野(5人)/ソフトウェア(XR)分野(2人)/放送通信分野(1人)で、評価の公正性のため公開募集および提案会社による抽選を通じて選定された、今回の事業の構築に適した分野別の専門家です。

○4チャンネルレコーダー&プレーヤー、MXF拡張子のレコーディング機能がない
⇒ MXF拡張子およびMPG、TS、MP4、MOV拡張子のレコーディング機能が確認されましたので、記事の内容とは異なります。

○4 in 1 SMD製品は耐久性が良くXRスタジオに適している
⇒ 屋内XRスタジオにはSMD 3 in 1が適しているとの判断を下しました。

○LEDウォール、評価当時にKC認証を受けていなかった製品
⇒ KC認証を受けた製品で最終構築を完了しました。(請願人が要求した情報公開請求資料として公開しました。)

○評価委員から規格満足の有無確認が必要だという意見提示があったか否か
⇒ 評価結果として規格満足に関する意見提示はなく、ただ『メディアサーバー連動検証が必要』という意見があり、これについては提案会社が評価委員会当時に説明しており、その後の検収手続きにおいても確認しました。

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